業界研究

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ERPを導入するとどういったメリットがあるのかを簡単に解説します。ERPとは、「Enterprise 企業」「Resource 資源」「Planning 計画」の略称で、企業の成長に必須である、会計、生産、販売、在庫・購買、人事などの管理情報を統括するのに不可欠な基幹業務システムのことです。そんな企業の成長に不可欠になっているERPは、パソコンやスマートフォンなどでインターネットショッピングを行う際のクレジットカードサービスやスーパーマーケットやコンビニエンスストアのポイントサービスなど、私たちが日常利用する様々なサービスに活用され、私たちの生活を支えています。また近年手掛けているCRMとは、「Customer 顧客」「Relationship 関係」「Management 管理」の略称で、企業の営業活動として重要な営業活動、アフターサポート活動の管理情報を統括し、顧客とより緊密な関係構築と顧客満足度を向上させるシステムです。こういった、ERP,CRMを熟知しコンサルティングすることが、弊社の強みとなっています。

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POINT1
企業革新の可能性と迅速化。

1980年代まで、企業のシステムはコストに見合った処理できるパフォーマンスがなく、部門単位で異なるシステムが導入され、経理部門には経理システム、製造部門には生産管理システムというように独立していました。各業務システムが独立することにより、情報が統一されない、データの二重入力や、経営判断の遅延などの問題が起き、迅速な経営判断が困難な状況に。そこでそのような企業の課題解決の手段として開発されたシステムがERPです。
1992年、ドイツのSAP社は当時の生産管理手法であったMRP(Materials Requirements Planning:資材所要量計画)に販売管理、財務会計、人事管理を含めた基幹業務を統合してパッケージ化し販売。その後、日本でも一部の先端企業が注目し、導入され、徐々に広がっていき、企業のグローバル化が進む現代の産業系企業では必須のシステムになってきています。
※ MRP(Materials Requirements Planning):製造に必要な資源(部品、設備、人員など)をトータルに管理する考え方。

一方、CRMは従来、記憶やノートや管理されていた顧客情報をデジタル情報として蓄積することにより、顧客戦略立案や改善に基づく受注確度向上、顧客満足度向上による持続的な取引を支援するシステムです。2000年にアメリカのセールスフォース・ドットコム社が日本法人を設立し、インターネットの普及にあいまって、グローバルだけでなく、日本市場においても徐々に存在感を高めてきました。

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POINT2
ERP・CRMを通して見える経営課題。

ERPは、企業の業務のあり方、業務の進め方など業務の根本を見直す改革、CRMは、企業が顧客との関係性を根本から見直す改革です。当社の仕事は、ERP・CRMを活用して企業の業務改革を成功させることにあります。ERP・CRMの導入プロジェクトではクライアントのビジネスの根幹となる部分に関わることが多くなるため、クライアントを巻き込み、プロジェクトを推進していくリーダーシップや多くの課題を解決するために各部門と連携を怠らないコミュニケーション能力、プロジェクトの成功に向け、チームを正しい方向に導く高いディレクション能力といった幅広いスキルと専門的な知識が求められます。とても大きな責任感が伴う仕事ではありますが、プロジェクトを成し遂げた時、当初あったクライアントとの距離感が信頼に変わり、自分の成長も実感できるのが、ERP・CRM導入のプロジェクトは面白いところでもあります。また、ERP・CRMのプロジェクトを通して、経営の視点を養えるのも魅力といえます。「もっとこうした方が業務が効率的になるのでは?」と自分自身のプランや会社の課題を客観的に捉えることができ、全社的な経営課題の解決に向けてさらにスキルを磨くことができます。

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POINT3
将来性を予見し続ける。

当社は、まだ日本でERPが普及していない当時から将来性を予見し、ERPを中心事業として様々な企業の経営課題を解決することで、事業規模を拡大・成長してきました。
ロジスティクス管理(購買・生産・販売)分野、会計管理(財務会計・管理会計)分野を強みとし、電気・電子機器、精密、機械、化学などの製造業分野を中心に100社以上に及ぶERPパッケージ の導入実績があります。さらに一定の基準を満たした技術者として認める認定コンサルタント数は494名(2019年3月末現在) を数え、国内パートナー企業で第11位。ERPの認定コンサルタントの在籍数も全国トップクラス。
高いコンサル能力、技術力、プロジェクトマネジメント力を持つマルチタレントが提供する導入ソリューションはSAPを始めとするベンダーや、ユーザー企業から高い評価を受け、ERP分野におけるトップランナーとしての地位を不動のものにしています。

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POINT4
次世代のトレンドを見据えた環境。

デジタルトランスフォーメーション時代の到来により、実世界とビッグデータ(現実世界の写像)が融合し、それぞれの産業界は分野を超えて繋がっていくことになります。私たちとインターネット空間の接点はパソコンやスマートフォンといった端末に留まらず、車や家といった生活空間に広がっています。収集されたデータはあらゆる分野と連携し、新しいサービスや製品が生まれていきます。そんなICT分野の技術革新、サービスの幅が一段と拡がりを見せるなか、企業経営にもICT技術の包括的活用が経営課題の解決策として求められています。
テクノスグループは、この経営課題に直結するICT活用をサポートするため、ERP・CRMビジネスと新技術の獲得、さらには新しいビジネスプラットフォームを活かした企業経営へのコンサルティング力を拡充。
既存顧客及び潜在顧客へのアプローチを強化するためトップクラスの教育体制により、ERP認定コンサルタント資格取得率の高さはもちろん、より実践的なノウハウを短期間で吸収できる環境があります。