INTERVIEW

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SCM効率化
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「届く」を支える、重要な任務

企業のSCM業務をシステム導入で効率化するプロジェクトをマネジメントすること。それがプロジェクトマネージャとしての私の役割です。私たちの身の回りにある生活用品の多くは、メーカーが原材料を調達して、工場で製品を作り、問屋に出荷し、さらに小売店に送り、ようやく店頭に並ぶなど、手元に届くまでに長い道のりを経ています。SCM(サプライチェーンマネジメント)とは、そのような企業の販売店のPOS入力や、営業担当者の報告などの販売・受注実績から需要予測をして、発注、生産、出荷・物流、販売の流れを最適化することにあります。私は今、ある飛行機の内装品メーカーの海外拠点に発注から出荷するまでを一連でできるシステムを導入し、SCM業務を効率化する任務を担っています。そのなかでお客様が満足するシステムを提供するのに、心がけていることがあります。それはお客様のビジネスモデルを理解し、お客様の製品を生活者に届ける細かい工程やシステムの仕組みまで熟知することです。そのような知識が無い中で進めてしまうと、トラブルが発生し、生活者に製品が届かなくなってしまうからです。

SCM効率化
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失敗が今のプレゼンテーションスキルにつながっている

入社後はプログラマからキャリアをスタートさせましたが、2年目後半から企業の内部統制のプロジェクトに参画し、システムへ直接的に関係しない仕事に携わりました。 そのプロジェクトでは自分たちで商品を作り、お客様に製品を説明し購入してもらうというもので、提案相手は部長レベル以上の方々が多いものでした。最初は緊張で独りよがりの説明となってしまい、反省の毎日。上司はその説明の良くなかった点と、それを改善する方法を分かりやすく伝えてくれ、それまでになかなか身に付けることのできなかった業務知識や、人に自分の想いを伝えるプレゼンテーションスキルを学ぶことができました。現在、私はプロジェクトマネージャとしてお客様に提案することが主の仕事となっており、「Iさんの説明は分かり易い」と言って頂けるのは、あの時の経験、育ててくれた上司の存在があってこそだと思っています。

SCM効率化
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7:30
朝一の作業はメールのチェックから始まります。まずは定期購読している技術情報メールをチェックします。最新の技術情報メールのチェックは欠かせません。

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9:00
出向先で現在進行している案件の報告資料に載せる技術動向について、協力会社に問い合わせが可能な案件については先に問い合わせのメールを送っておきます。返答が返ってくるのを待ちつつ、自分でも有料の検索サイトを利用して関連情報の収集を行います。

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10:30
国内での事例が少ないため、自社のナレッジネットワーク網を利用します。データベースに海外での事例が載っていたため、資料を送付してもらえるよう海外の同僚にメールで依頼し、資料を作成してお客様と進捗確認のお打ち合わせをします。

11:30
お客様と些細なことについてもコミュニケーションをとりながら、進捗管理をしていきます。

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12:00
出向先が工場地帯のため、食事ができる場所は限られています。お決まりの定食屋に協力会社さんと昼食をとります。

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13:30
作りかけの報告資料を作成します。協力会社さんと協議しているリリースに必要な箇所は問い合わせ中のため、それ以外の資料を先行して仕上げます。報告資料の遅れは絶対に許されませんが、品質を下げるわけにはいかないので注意が必要です。報告は今週のため、資料作成にも身が入ります。

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16:30
協力会社さんとシステムの仕様についてミーティングを行います。ミーティングにより、事前に解決すべき事項の確認を大幅に減らすことができました。

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18:30
ここまでで何とか報告資料を書くための情報を集めることができました。明日、一気に資料を作成するため、同僚と腹ごしらえに食事をしてから帰社します。

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