導入事例
株式会社伊勢半様
Oracle PBCSで業績管理業務を大幅に効率化し、経営判断のスピードアップに貢献
取組
- 各部門からのデータ収集など業績管理に付随する作業を大幅に効率化
- 実績、予算、見込データを一元管理、必要データへのアクセスを容易に
効果
- 常に最新データに触れることで現場部門における予実管理への意識が向上
- 作業負荷の大幅削減により、付加価値の高い業務へシフトすることが可能に
- 経営層へのタイムリーかつ正確な情報提供で、経営判断のスピードアップに貢献
経営層にも効果をもたらすOracle PBCS
株式会社伊勢半
- 創業
- 1825年(文政8年)
- 本社所在地
- 東京都千代田区四番町6番11号
- 事業内容
- メイクアップ化粧品、基礎化粧品、医薬部外品など化粧品全般の製造・販売
- URL
- http://www.isehan.co.jp/
導入の背景
株式会社伊勢半は、文政8年(1825年)に創業した紅製造問屋をルーツとする老舗化粧品メーカーである。
ドラックストアなどで展開しているヒロインメイクマスカラやキスミーフェルムなど幅広い世代に支持される製品の製造・販売を行っている。
同社では、会社規模の拡大やブランド数の増加に伴い、Excelでの業績管理が限界となっていた。
予算・見込の作成準備や部門からのデータ回収作業に多くの時間をとられすぎ、各部門へのヒアリングや分析、調整といった、本来優先すべき業務にかける時間が不足していたのだ。
この問題を改善すべく、予算管理システムの導入を検討。低コストでスピーディに導入できるクラウド製品に絞って選定を行った結果、豊富な導入実績、セキュリティの堅牢性、製品の将来性が決め手となりOracle PBCSを採用した。
事業管理部門での業務を効率化し、付加価値の高い業務へシフト
月々の見込作成や期初・下期の予算作成を行う場合、従来は入力用ファイルを部門ごとに配布して、見込みを記入させてからメールで回収し、集計処理を行っていた。しかし変更や誤りが発生するたびに同様の作業が必要となり、非常に多くの時間を必要としていた。 ところが、Oracle PBCSで実績、予算、見込データを一元管理するようになると、これらの作業時間が大幅に削減でき、本来時間をかけたかった各部門へのヒアリングや調整といった付加価値の高い業務に注力できるようになった。
毎月の業績報告や突発的なリクエストにも対応、必要なデータを素早く提供可能に
常にOracle PBCSへ最新のデータを蓄積し、任意の分析軸や粒度で自由にデータが取り出せるようになり、急な資料の要求にも素早く対応できるようになった。
複数部門での利用を想定した入力フォームを実装、ミスを削減
予算や見込、売上、経費など、入力データの種類がいくつもある中で、フォームをいたずらに増やすのではなく、データに合わせてフォームを独自化するものと共通化するものとを慎重に見極めながら実装していった。
PBCSは直観的で使いやすいユーザインターフェースを備えているため、現場の慣れも早い。合わせて、多くのユーザが使用するからこそ、こだわりを持って入力フォームを実装することで、結果として入力ミスも減少した。
今後の展望
「多くのブランドを展開する伊勢半グループにおいて、ブランド毎の採算管理は必須。売上高だけでなく原価もブランド毎に正しく把握できるよう改善することが直近の目標。将来的には、管理会計業務全般をPBCSにのせて、経営層から現場まで様々な場面で活用できるシステムへ育てていきたい。」との声をいただいている。
お客様の声
Youtubeで事例動画が公開されました。
→「事例 株式会社伊勢半」
日経BP社のスペシャルサイト「nikkei BPnet」にも伊勢半様の導入事例記事が掲載されています。併せてご覧ください
→「変化の激しい業界を戦う創業200年に向けた老舗化粧品メーカーの取り組み」