導入事例

大日本除虫菊株式会社様

Chatterを活用し、社内および協力会社との連携・情報共有の強化に成功

背景

営業日報をSalesforceに置き換えたことで、情報共有のスピードが速くなったという成功事例ができていた。
この事例をもとに、協力会社との連携のスピード向上を検討した。

効果

モバイルアプリの活用で報告書作成時間を有効に活用できた。
Chatterの活用で情報共有意識が高まり、意見交換が活発になったうえ、個々の社員の情報発信力を見える化できた。

会社間での情報共有強化にも効果を発揮したChatter

大日本除虫菊株式会社様

大日本除虫菊株式会社様

業種
製造業
家庭用殺虫剤、衣料用防虫剤、家庭用洗浄剤、防疫用殺虫剤、トイレタリー製品の製造および販売
会社概要
大日本除虫菊は、明治18年創業のKINCHOブランドを展開する会社である。金鳥の渦巻(蚊取り線香)やキンチョールといった殺虫剤や家事掃除用品を中心に、ドラッグストアやスーパーマーケットに販売している。

「店舗の状態が良くわかるようになりました」(八橋様)

【背景】

当社は2015年にSalesforceを営業部門に導入した。導入前の営業は、属人的な手法に頼り、年功序列の体質、チャレンジ精神が希薄で、企業として停滞状態にあった。「マインドを変えたい。そのためには、営業手法や考え方を変えるカンフル剤が必要と考え、他社を研究しながらツールを探しました。」(八橋様)

他のソフトウェアも比較検討したが、
①クラウドで簡単に始められる
②簡単にカスタマイズができる
③スモールスタートできる
ところに魅力を感じ、Salesforceを採用した。

導入後、まずは、NotesとExcelで運用していた営業日報をSalesforceに置き換えた。

「以前は、月1回の営業会議で情報を共有していましたが、導入後は、毎日現場の様子がわかるようになりました。」(八橋様)営業現場から情報が上がってくるスピードが速くなり、情報共有の強化につながった。

【展開】

製品の販売は、ルートセールスが中心であり、 100名ほどのセールススタッフからフィールドスタッフへの指示と報告がこの業務の要である。
セールススタッフと、販売店に訪問するフィールドスタッフとの間で、情報共有を強化することが出来れば、販売店の状況がよくわかるのではと考えた。

「Chatterは情報発信の意識が上がります」(八橋様)

導入後の変化1
  • 指示や情報共有にモバイルアプリを活用
  • 現場で日報を作成でき、残業時間削減

セールススタッフは、販売店で販売施策を実行する協力会社のフィールドスタッフに対し、 Salesforceを使って指示をする。
フィールドスタッフは、指示をスマートフォンで確認できるため、店舗での指示徹底度が向上した。
また、当社は季節商品が多いため、有効な施策情報を早く共有できることは非常に有益である。現場で撮影した写真をスマートフォンからSalesforceにアップロードして、他店で有効だった施策に基づいた商品陳列やPOPなどを、別の店舗に素早く展開できるようになった。
日報の運用についても改善が見られた。Salesforce導入後は、勤務時間内に日報を作成できるようになったため、フィールドスタッフの残業時間の削減につながった。「これまで、フィールドスタッフは自宅に戻ってから日報を作成していました。今は、スマートフォンを利用して現場で日報を作成できるようになり、便利になったと喜ばれています。」(八橋様)

今後は、スマートフォンの他にタブレットも活用していきたいと考えている。

導入後の変化2
  • 開発手法を学び、自社でカスタマイズ
  • 現場の声を反映するスピードが向上

表示画面や分析画面などは、VisualforceやApexを活用して自社でカスタマイズしている。これまでは、1年に1回程度ベンダーへ依頼して改修してもらっていたが、現在はすぐに対応できるようになった。「開発当初は壁を感じていましたが、今は現場の要望に応える改修ができています」(川本様)
改修内容は、現場からの声を反映する他、新たに学んだ技術を活用し、スタッフがより便利にシステムを使えるような機能の追加を行っている。

導入後の変化3
  • Chatterの活用で、情報共有が効率的に

「Chatterは、今のSNS時代に合っているのだろう」(八橋様)
社内で絶大な効果を発揮したChatterは、協力会社内の情報共有強化にも役立ち、協力会社の成功事例共有や、当社からの情報共有を効率的に行えるようになった。

インタビュー先:マーケティング部 営業開発課 課長 八橋 和由 様、川本 佳希 様