導入事例

株式会社三徳様

細密な実際原価でプロセス型製造業の見える化を実現

取組

  • 常にQCDを考慮した判断を可能とするプロジェクト体制を構築
  • 導入プロジェクトを部門横断型とすることで、業務改善意識を全社レベルで共有
  • パッケージを業務に合わせるのではなく、業務をパッケージに合わせて標準化

効果

  • 管理項目を細分化できたことで監査対応レベルが向上、情物一致を実現
  • 受注から出荷まで一貫性をもった作業が可能に
  • 検収時の入力業務における負荷の平準化
  • リサイクル原料等、従来システムでは管理できなかった領域で見える化を実現

mcframeの標準導入で短期導入&業務改善

株式会社三徳

株式会社三徳

創業
1949年
本社所在地
兵庫県神戸市東灘区深江北町4丁目14番34号
事業内容
レア・アース金属、合金、無機材料の製造ならびに販売
URL
http://www.santoku-corp.co.jp/

会社について

レア・アースにこだわり、先端技術の発展に力を注ぎながら1949年の創業より今年で70年目を迎える株式会社三徳(以下、三徳)。世界で初めてレア・アースの溶融塩電解並びにレア・アース急冷合金の量産化に成功するなど、その高い技術力をもってレア・アースの原料から高純度化合物、各種合金までの一貫生産を可能としている。主要な生産・消費国であるアジアに拠点を有し、グローバルにビジネス展開を行う。近年では需要が急増しているネオジム磁石のリサイクル事業にも取り組んでいる。

レア・アースの市場

市場において中国での生産が95%を占めるが、一部で、オーストラリアで生産した後、マレーシアで加工するケースも増えはじめている。 電気自動車やハードディスク等のモーターにレア・アースが広く使われるようになったことで需要が劇的に増加。今後も継続的に増加していくことが予想されている。

課題

福井 氏<
株式会社三徳
福井 氏

三徳では、これまで外資系のパッケージシステムをカスタマイズしながら使用を続けてきたが、導入より10年間が経過したところ、現場ではいくつかの課題が累積していた。

  • 原価管理のメッシュが粗く、品群別の原価・在庫管理しかできない。
  • システム入力の作業が月末月初に集中していたことで作業負荷が増大、月中の在庫情報を把握することが困難なため、現場では部門ごとに個別のExcelによる在庫管理を行うなどの対応が必要。
  • 外部システムとの連携が難しく、手作業での対応が現場の負担となっている。

こうした課題を抱える中、従来システムの保守サポート期限が切れるタイミングを見計い、新たなシステムの導入に踏み切った。

mcframe選定のポイント

導入候補となるパッケージ製品については3年前から情報収集を始め、最終的に外国製ERPとmcframeとで比較検討を行うことに。
そこでポイントとなったのは実際原価の粒度と外部システムとの接続性だった。
三徳の社内ではプロセス業界特有の実際原価の考え方が定着しているが、外国製ERPが標準原価ファーストの設計であるのに対して、mcframeは品目やロット単位など細かいメッシュでの実際原価に優れていること。また会計システムなど他システムとの連携が容易であること。さらに専用の開発ツール(FrameManager)を使えば将来的に機能拡張も可能である、といった点からmcframeの導入を決めた。

課題

宮内 氏
株式会社三徳
宮内 氏
  • 部署を跨いで各部門リーダを集めた部門横断プロジェクトチームを結成
  • 現行システムが複雑かつ属人化してしまったことへの反省から、システムを可能な限りシンプルに留める。
  • まずはパッケージの標準導入に専念。(現場からの要望を取り入れすぎると現行システムの単なる焼き直しになってしまうため。)
  • 業務に合わせてカスタマイズするのではなく、パッケージに合わせる形で業務を改善。
  • 原価の入力粒度が品目やロット単位になるなど、従来より細かくなっているため、操作教育は、実際のオペレーションを交えながら念入りに行う。
  • 関係部門が多岐にわたっていたため、個々の部門に対して丁寧に啓蒙説明し、かつ個々現場の特有要件は標準化と図りながら進める。

課題

中西常務
株式会社三徳
中西常務
  • 以前は管理メッシュが粗すぎて監査法人に改善を推奨されるレベルだったが、より細かいメッシュでの管理が可能となったことで監査対応のレベルが向上した。
  • 品群単位でしか管理できなかったものが、品目やロット単位で管理できるようになり、現在は情物一致を実現。
  • 受注から出荷までの一貫性をもった作業が可能に。
  • 従来は月末に入力業務が集中していたが、業務スタッフの負荷が平準化された。
  • リサイクル原料のなど従来見えなかった領域が見えるようになり、部門をまたがった委託原料も管理できるようになった。
  • 利用者が基幹システムのデータを信用し、興味を持ってもらえるようになった。
今後の計画や展望
機能強化・拡張の計画について
  • バーコードの活用や装置からデータの取り組み
  • 見える化によって得られた情報について具体的な利用方法の啓蒙
  • システムのサーバレス化(クラウド化)
  • 経営者が簡単に指標(KPI)を見えるようにしていきたい
ITによる業務改善の目標
  • 設備稼働のモニタリング情報では稼働状況しかわからない。そこで、MES連携やIoTの領域から何をいくつ作っているのまで把握できるようにしたい。
  • MES, BRなどへの入力負荷を改善させる仕組みづくりに取り組み、製造指図作成の負荷を軽減させたい。
  • 元素の組合せ、1元素の複数規格、不純物の有無などの管理は非常に難しく、製造指図の補完的な仕組みをmcframeと連携させていきたい。
  • 原価をどう見せて、どう使っていくか啓蒙したい。
お客様の声

「まずはmcframeを標準導入することで、その機能を活かしつつ業務の改善を図ることができました。これらがスムーズに運べたのも、長年にわたりプロセス製造業向けに基幹システムの導入コンサルを手掛けてこられたテクノスジャパンの実績があってのことだと思います。今後も引き続き、色々な面でご支援いただければと思います。」